体重増減の基本は「摂取エネルギー」と「消費エネルギー」との収支です。摂取エネルギーが消費エネルギーよりも多ければ、余剰エネルギーは皮下脂肪として貯蓄されます。消費エネルギーの方が多ければ皮下脂肪は減少します。
※ 摂取エネルギーの吸収率は個人によって異なります。同じ食事をしてもすべてを吸収するヒトとそうでないヒトがいます。
今現在、体重が増えもせず減りもせずしている場合には、摂取と消費との収支はバランスが保たれているということですから、ウエイトコントロールをする場合には、それを基本にして体重の増減を図ります。
毎日の食事をカロリー計算し続けることは至難です。
最近、健康への関心が高まり、ファミリーレストランのメニューやコンビニエンスストアの弁当類など多くの食品に栄養成分やエネルギー量が記されています。購入時にそのエネルギー量を常に気にすることによって、どのような食品がどの程度のエネルギー量を持っているかが分かるようになってきます。そうなってくると自分で作った食事やエネルギー量の表示の無い食品でも「大体どのくらい」と判断がつきます。
コンビニのおにぎりで180〜240、平均で200kcal程度でしょうか。これを目安にして体重増減を図るとしましょう。
脂質が1gで9kcalですから、単純に200÷9≒22g。
毎日、おにぎり一個分の食事を減らせれば、計算上は22g×365日≒8000gですから一年間に8kgの体重減少が可能です。現実的には、さまざまな要因が付加されますから必ずしもその通りにはいきませんが・・・・・・
ジョギングをしたとします。体重50キロのヒトが1kmジョギングをすると50kcalのエネルギー消費です(70kgだと70kcal)。4kmジョギングすると200kcal(50×4)。脂肪が1gで9kcalですから、単純に200÷9≒22g。
毎日、4km走れば(体重50kgとして)、計算上は22g×365日≒8000gですから一年間に8kgの体重減少が可能です。現実的には、さまざまな要因が付加されますから必ずしもその通りにはいきませんが・・・・・・。
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